2015年3月22日(日)〜24日(火)
3月23日 ティンポホンゲート 8:00〜12:30 ラバンラタ
   天候 晴れのちくもり      行動時間 約4時間30分
3月24日 ラバンラタ 3:00〜5:40 山頂 6:30〜8:00 ラバンラタ
       9:15〜12:30 ティンポホンゲート
   天候 晴れ           行動時間 約9時間30分  
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3月22日(日) キナバルパーク ガーデンロッジ泊
コタキナバルからレンタカーで2時間30分走り、ようやく登山口のキナバルパークに着きました。ここは標高1500mを超え夏の暑さから解放されましたが、それでも半袖シャツで十分です。

受付をすますと、手元のバウチャーではリワグスウィートとなっていたのが、グレードアップしてくれガーデンロッジという部屋に案内されました。
その部屋がとんでもないもので一軒家、ベッドルームが2つ、シャワールームが2つ、トイレが3つあり、キッチンからダイニング、リビングルームまでありました。

うちの家よりおっきいじゃんと思いつつこちらは貧乏性、1階の一部分で十分でした。
理由を聞きましたが、英語が早すぎてわかりませんでした。

ガーデンロッジの全景です。左の方には庭までついていました。
1階のベッドルームです。2階にもありました。 リビングルームです。
ダイニングルームです。 暖炉までありました。
3月23日(月) ラバンラタ ワラスハット泊 ティンポホンゲート〜ラバンラタ
午前6時半から朝食をすませ、行動食のサンドウィッチと水とりんごをもらい午前8時、ティンポホンゲートから歩き出しました。

すぐに登山道は階段状になります、これってすっごく歩きづらいのですよ。けっこうな登りでいわゆる急登ってヤツ、しんどかったですがこの登りが最後の小屋まで続くとは、この時は知るよしもありません。

行けども登れども今夜の宿泊場所であるラバンラタノ小屋は見えません。
同行のガイドに尋ねると「Almost there」 という返事、これがしばらく繰り返されもう嫌だと思い始めたときに、パッと目の前に小屋が見えました。

キナバル山全景、キナバルパークより 昼の行動食にサンドウィッチと水をもらいました。
メインの登山口のティンポホンゲート IDカード。これを首からぶら下げないといけません。
地元のポーターはサンダル履きでした。 食虫植物のウツボカヅラ
階段状の登山道、よく整備されているのですがしんどい。 この辺りで標高3000mぐらい、やっと岩壁が見えだしました。
ラバンラタの小屋は、直前まで見えませんでした。

やっとこさ到着して受付をすませ、今夜の宿泊場所のワラスハットに向かいます。
この小屋、ラバンラタノまわりに4つある小さな小屋のうちのひとつで、収容12人の小さな部屋でした。6人ドミトリーに4人で泊まれました。

初めラバンラタに泊まりたかったのですが、この2ヶ月雨が降っていなくて手を洗う水もなく、トイレも流れませんでした。100人ぐらいが使うトイレは汚く、ワラスハットでこじんまりとして良かったと思います。

夏の穂高岳や槍ヶ岳のようで、大変な人混みでした。

大岩壁とラバンラタの小屋、有名な写真ですね 食堂の様子、ここでみんな食事をします。
バイキングでしたが、標高3300mにあってちゃんとした物が食べられました。 宿泊したワラスハット、収容12人です。
3月24日(火) ラバンラタ〜山頂〜ティンポホンゲート〜下山
午前2時起床、3時に出発すると登山道は大渋滞です。
150人ぐらいが一斉に登るわけで、登山道の狭いところは一人一人しか通れませんから、他人のヘッドランプの明かりで登れたぐらいでした。

1時間も登ると列は乱れてきて、最後の小屋のサヤッサヤッ小屋までくるともうバラバラでした。
広大な花崗岩の景色が広がっているのですが、真っ暗でなにも見えません。
そのかわり、満点の星空です。こんにも星が肉眼で見られるとは思っても見ませんでした。

原村も長野県では星がきれいだと言われていますが、そんなの足下にもおよびません。
星座が日本と違うため分かったのは南十字星だけでしたが、すばらしく感動感激でした。

午前5時40分ごろ、山頂に着きました。
しばらくして東の空が明るくなってきました。御来光ってなんとも言えない気持ちになりますよね。

サウスピークです。 ゴリラ岩と呼ばれる岩に日が当たる
4095mの山頂で長男と。
これが山頂です。直前まで見えないのですよ。
山頂には1時間近くいましたが、それでも登ってくる人もいました。ちょっと時間かかり過ぎじゃないとも思いますが、我々は下山を始めます。

登ってくる時には見えなかった景色がみられます。
サウスピークはかっこいいですね、ある意味この景色が見たくてここに登ってきたのかもしれません。この広大な花崗岩の景色は、日本にはありませんからその景色を堪能しました。

サウスピークをバックに ヴィアフェラータと呼ばれるアトラクションの出発点です。
サヤッサヤッ小屋の全景、ここで登頂証明書和申し込みます。 ラバンラタにある小屋の全景
上から見たラバンラタの小屋 ティンポホンケ゚ートで最後、ガイドのフランシスさんと記念撮影。
キナバル登山マラソンの結果表、下から5段目、日本人の名前もあります。
1年前から準備をし、個人手配で予約も取り航空券やレンタカーなど全部自分でやりましたが、登山後の感想は「1回でいいわ」です。

なんか夏の北アルプス、白馬岳や穂高岳のようで山の素人が多く来ているのですよ。

それに登山靴を履いているのは日本人だけでした。これですぐ日本人とわかりました。他の欧米人や現地の人は普通の運動靴でした。

そういう山なんですよね。まあ4000mを経験出来たことは良しとしましょう。